プロローグ：暗黒時代
まずはじめに、ちょっと真面目な話から…。
実はＪｕｎｏ、結婚して５年間、子供が出来ませんでした。
そして、それに対してすごく苦しんでいました。
てなわけで、ちょっとこのページは暗い話になります。
「そんな暗い話をするＪｕｎｏさんなんて、Ｊｕｎｏさんじゃない〜っ！」
と、少しでも思われた方は、すぐにＵターンして、
本編をお楽しみ下さい。
本編はいつも通りのバカをやっていますので（笑
真面目な話もたまには聞いてみようかな、と思われた方だけ、
ずずーっと、下へお進み下さい。
よろしいですか？
上にも書きました通り、Ｊｕｎｏは５年間、子供が出来なくて悩んでいました。
周りから「子供はまだなの？」と聞かれるたびに切なくて、なんとか笑顔を浮かべて
「もうしばらくは、夫婦でラブラブ暮らすの♪」
なんて答えていました。
すると、決まって次のような言葉が返って来ました。
「自分たちが遊ぶ事ばかり考えて、自分勝手だね」
「親を喜ばせてあげたいとは思わないの？」
「子供のいる生活も、いいものよ」
・・・私だって、好きで子供が出来ないわけじゃないのに・・・
私だけが言われるのなら、まだ耐えられました。
樹が・・・大好きな夫が、男性として能力不足であるように
言われるのが、悔しくて、つらくて・・・。
だって、子供が出来ない原因は、きっと私だったから・・・。
第二次性徴が遅かったんですよ、私。
初潮が中学卒業間近で、高校になっても生理不順で
半年近く月のものが無いなんてこともありまして、
・・・つまり子供の出来にくい体だったんです。
私のせいで、樹が馬鹿にされる・・・。
お酒の席だって、言って良いことと悪いことがあるじゃない！
なんでそんな失礼で残酷な事が平気で言えるのよ！
更に追い討ちをかけるように、周囲は次の言葉をぶつけて来ました。
「不妊治療しなさいよ。」
なんで？
なんでそんなこと言われなきゃいけないの？
愛し合った結果に子供が生まれる、その考えは間違ってる？
子供を産むために、「作業」をしなくちゃいけないの？
その方法しか残されていないわけじゃないのに、
赤の他人がどうしてそういうことを言うわけ？
私はノイローゼのようになっていました。
（時期的には「ＰＬ」のデバッグの頃です）
毎日、何かのはずみで涙が止まらなくなり、
決まって思考は「子供の出来ない体の自分」を責め続ける
そんなことの繰り返しになっていました。
「樹、離婚しよう。」
泣きながら、そう訴えた事もありました。
「私のせいで･･･樹が馬鹿にされてるんでしょう・・・？
樹も、私が妻じゃなかったら、そんな中傷を受ける事はないもん。
他の女の人と一緒になった方が、樹は幸せになるよ、絶対。
もう、私のことなんて見捨てて・・・！！」
「・・・離婚して、お前はどうするん？」
・・・行く場所なんてない。
昔かたぎの父親が、離縁されて戻って来た娘を、
家に入れてくれるわけがない・・・。
「・・・死ぬ、かもね・・・。」
でも、私さえこの世からいなくなれば、樹は幸せになれるから・・・！！
だったら、私は全然後悔しないよ・・・。
「馬鹿な事考えるな。言いたい奴には言わせておけばいい。
心配しなくても、二人の子供はちゃんと出来るから・・・。」
毎日じめじめと泣き続ける私を、樹は見捨てずに抱きしめてくれました。
人としてというよりも、女性としてと言うよりも、
生物の雌としての存在さえ否定され続けたような気持ちを味わったあの頃。
もし誰かがあと一度でも
「子供、まだなの？」
なんて言おうものなら、私は町でどこかの赤ん坊を
さらってしまっていたかもしれません。
犯罪者になるか、自殺をするか、そこまで追い詰められていました。
その２ヶ月後、私は身ごもった事に気付きました。
この時の嬉しさは、とても言葉では言い表せません。
まさに天使が舞い下りた・・・そんな気分でした。
子供が出来ないという悩みは、私にとって本当につらいものでした。
でも、だからこそ私は、同じ立場の方の痛みを少しでも知る事が出来ました。
苦しんでいる方に無神経な事を言わずにいられる、
それは私にとって大きな収穫だったかもしれません。
以上、暗い話にお付き合いいただき、ありがとうございました！（＾＾
私にだって悩みがあるんだよ〜、ってことを
ちょっぴり主張しておきたかったものですから。
さて、ここからは上のことは忘れて、アホな妊婦レポートを
お楽しみいただけると嬉しいですｖｖ(≧∇≦ノ
それでは、れっつごぉ〜♪